「咲‐Saki-」 第11話『悪戯』
会場の反対方向の電車に乗った夢乃マホたち。
今度は、寝過ごし駅を通過![]()
中堅戦開始のブザーが響き渡る。
微妙な配牌の久は、和なら確立を考え効率よく打てるだろと
ふと考えるが、無い能力を羨ましがってもしょうがない。
「今は自分のやり方で、自分らしく行きましょう。」とマイペース
に打つ久。


捨てた萬子の②の隣である、萬子の③を引いた久は続けて
ドラである①をツモる。
「完全に裏目った・・・。
いや、このツモに意味があると考えましょう。」
そして萬子の④をツモり聴牌。
「リーチ」
「5門張(めんちゃん※1)捨てて、ドラ単騎かよ・・・」と純。
常識外の打ち方に驚く面々。
「変わってない・・・。自ら悪い待ちにする打ち筋・・・変わって
ないわ。」とつぶやく、美穂子。
「部長は大事な場面では、悪い待ちが多いいけぇ。」
優希と京太郎に言う、まこ。
「悪い待ちにして、負けてるなら理論派にでも、何にでもなる
けど・・・私、ここ一番って時ほど、確率の悪い待ちを選んで
それで、いつも勝っちゃうのよねぇ。」
久は過去に、もっと論理的な打ち方をするべきだと和に
言われ、そう、和に言った事を思い出していた。
「ちょうど、中堅戦が始まったあたり・・・部長なら心配ない
ですよね? だから、あと少しだけ・・・。」
目を覚ました和は、となりで熟睡中の咲に寄り添い再び
目を閉じる![]()

聴牌した、風越の文堂星夏は、わざと悪い待ちをする事が
ある久の牌譜を思い出す。
「ドラは常に危険だけど、見える牌から考えれば、一萬
(いーわん)は、むしろ安全な部類。」
そして、リーチを賭ける。
「通らないなぁ・・・ロン
リーチ一発、ドラ4 12000
」
「なんだ?この人・・・バカなのか? それとも、衣に近い
生き物なのか?」
久の手牌を見て、龍門渕の国広一は考える。
「あえて悪い待ちを選んで、そして和了る・・・。
これが私の打ち方。そして私自身
」
「また聴牌・・・この赤ウーピン(筒子⑤)は切れるのか![]()
捨て牌から見れば、割と通りそうに見える・・・さっきは、
リードを守って、おりるべきだったのかも、しれないが、
ここは・・・取り返すために、攻める。」
ウーピンを切り、リーチ
しかし・・・
「ロン。 タンヤオ(※2)三色(※3)ドラ3 いんぱち(18000)」


鶴賀に抜かれ2位になった風越。
「キャプテン、怒ってるかなぁ・・・?なっ
泣いてるっ
」
美穂子が泣いてる姿に驚く、池田華菜と吉留末春。
「私が、牌譜を見た時に上埜さんだと気づいていれば・・・。
そしたら、文堂さんに、少しはアドバイス出来たかもしれない
のに・・・ごめんね・・・文堂さん・・・ごめんね・・・」
「キャプテンのせいじゃないですよ。だって、3年前で名前も
変わってるんですから、きっと、なんとかなりますよ。
(不思議だ・・・上級生なのに、肩を抱き締めたくなる・・・
お願いです、笑っていてください。わたしが勝ちますから。)」
美穂子を励ましながら、華菜は思う。
「さっき・・・違和感があったような・・・」
エトペンが無くなってる事を思い出し、飛び起きる和は
探し回る。


「もうすぐ、お前のご主人様のとこに連れてってやるからなぁ。」
とエトペンを抱き締め走る衣。
「そしたら、相手も喜ぶ、衣もきっと、すっごくほめられるぅ。
まさに一石二鳥
あ~、それが、きっかけで友達になったりして・・・そしたら
明日から一緒に遊んでくれたりするかも。一石三鳥だぁ
」
快進撃の久。ついに清澄が1位に順位を上げる。
「手がうずく・・・手品を使いたいんじゃない・・・このピンチが
色々と思い出させるんだ・・・」
一は透華と出会った2年前を思い出す。
小学生大会の県予選決勝で、チームを救うため手品・・・牌の
すり替えをした・・・それが発覚し、チームは敗退した。
そんな過去を持つ、一を勧誘する透華。
「あなたが魅力的な打ち手だから。手品を使う前の牌譜を
見ましたよ。あなたは、そんな事なさらなくても、十分魅力的な
打ち手ですわ。」
麻雀を打つ時は拘束具を使い動きを制限させるという。
「だって、わたくし、手品を使わない、あなたが欲しいんです
もの・・・」
手品を使わなくても評価してくれる・・・そんな透華に心が
動かされる。
「ツモ」・・・ついに動き出した、一。


その頃、エトペンを返そうと今宮女子の門松葉子と田中舞は
衣が、抱きかかえてるのを見つけ、返して欲しいと声をかける。
「これは、原村ののかのだって、聞いたよぉ。」
強引に奪い取ろうとする葉子。
「離しなさいよ。この空気頭ーっ
これは衣が持ってくって
決めたんだからぁ~
」
引きちぎられる、エトペン・・・。


「文堂さんの所に行って来ます。」
前半戦が終了し、上埜さんの戦い方を伝えたいと美穂子。
大泣きしながら、ちぎれたエトペンを持ち歩く、衣・・・。
「上埜さん・・・」
「・・・ん」
見つめ合う2人であった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回は主人公の咲は寝てるだけだったので、まるっきり
出番なしの、おやすみでした。
しかも、すごく平和そうな寝顔ですね![]()
冒頭での、自分らしく行きましょうと考える久に、軽めの
BGMが、久のミステリアスな強さの雰囲気を上手く演出
していたと思います。
青色のオーラも、漠然と何となくですが、久にぴったりな
色だと思いますしね。
そして、ついに明らかになった久の強さ。
その強さは和の言葉を借りるなら、理論や確率とは対極の
オカルト的な強さで、咲や衣に近いタイプですし、普段は
理論的な打ち方を、しているみたいですので、臨機応変に
打てる、ある意味、最強な打ち手かもしれません。
咲や和と本気の対局を見てみたいですね。
きっと、部活での対局は、比較的、理論的に打っていたので
しょうから。
そんな、久の本気に敬意を表してか?大会始まって以来の
初めて、2話続けての対局で次回に続きますし、Aパートでは
対局での心理描写も、いつもより、それなりに多く・・・
と言っても、やられ役の文堂星夏ぐらいですが・・・ちょっとは、
麻雀アニメらしかったですね。
国広一の拘束具の理由も明らかになりましたが、透華との
出会いでのあの服・・・風が吹いたら、どうなってしまうのか
ものすご~く、気になります![]()
それと、気になると言えば、今度は寝過ごして、行き過ぎて
しまった、夢乃マホたち。
果たして和の応援には間に合うのでしょうか![]()
※1 和了牌の待ちの数の事で、この場合は、5種類あったので
5門張。
萬子の①でリーチすれば、筒子(丸いやつ)の③⑤⑥⑧⑨
が、和了牌になりますね。
※2 ①と⑨と字牌を抜かした②~⑧の数字で、つくる役。
※3 正確には三色同順(さんしょくどうじゅん)。萬子、索子
(棒みたいなの)、筒子の3種類で、同じ数字の順子で役を
つくること。
この場合は④⑤⑥の順子ですね。
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