「CANAAN」 第1話『洪色魔都』
第1話「洪色魔都」
カナン・・・お前は戦争によって子を奪われた犠牲者であり、
やつは権力闘争によって過去を失った敗北者だ。
破壊によって生まれた兵士は、憎しみを武器とする。
お前とやつとは兵士としての起点は同じだが、在り方は
異なっている・・・いいか?カナン憎しみには憎しみで対抗
してはならない・・・決して・・・。
その力で、相手を消したとしても、憎しみに捕らわれた自分が
居る限り、憎悪の数は減りは、しない。
お前は・・・お前は・・・俺たちとは違う・・・
逃げまどう、男。
それをビルの屋上から狙撃する女・・・カナン。
上海行きの飛行機に搭乗するフリーライター御法川実と
駆け出しカメラマンの大沢マリア。
写真に対する想いを御法川に語るマリア。
「この世界には誰にも、見えてないものが、いっぱいあると
思うんです・・・うんん、見ようと思えば本当は見えないもの
なんて無いのに、わざと閉ざしている・・・。
この目で、それを見てしまうのは痛すぎるし、辛すぎるから。
だから、閉ざしている。
写真は、誰かの目を借りる事が出来ると思うんです。
自分の目を閉ざしたままでも、誰かの目を借りて・・・」
それを聞いた御法川は、第三の目を開眼してやるとマリアの
額に目を落書きする。
「見える見える・・・透視できます。」と喜ぶマリア
「見える・・・見たいよ・・・カナン・・・」窓の外を見ながら
寂しそうにつぶやく、マリア。
男が背後から、男の被った、ぬいぐるみを取ると太陽が目に
入り、苦しみだし、その姿は、踊ってるように見え周りの人たちも
踊りだす。
部屋に戻ってきたカナン。
そして、部屋に居た夏目から蛇のアルファルドがCIAに
拘束された事を聞かされる。
「あなた、日本の人だよね?あや取り、知ってる?」
御法川とマリアは、上海に到着し祭りを写真に撮り楽しんで
いたが、はぐれてしまう。
ダイダラ社の社長であるカミングズは、ダイダラ社に訪れていた
客に、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚・・・その五感が同時に機能
している者を共感覚者といい、それをIFFのような者に応用
出来ないかと考えてるという。
「姉さまをお迎えにあがる前には・・・禊を済ませねば
ならない・・・共感覚など無くとも、私はこの浄化された、肌に
感じる事が出来る・・・姉さまの鼓動を・・・」
風呂あがりの、裸姿の女性が現れ驚く、客。
その女性はリャン・チー、カミングズの秘書である。
裸のまま、レポートを提出するリャン・チー。
「社長・・・そろそろお時間です。」
鋭い目でカミングズ見つめるリャン・チー。
「そう、わたしは見たい、目を閉ざさずに、知らない世界を、
怖いけど、でも、あの子はずっと、見つめているから。」
マリアは御法川を心配しながらも、祭りを、昔ながらのフィルム
カメラで撮り続けていた。
「すっごい・・・すごい・・・エネルギーが凄い。
すご~い 命を感じる
」
龍の口から、勢い良く赤い水?が放出され、ぬいぐるみを
被った男にあたり、ぬいぐるみが捕れると、不気味に男は
笑い出し、目が充血し、倒れてしまう。
男の異変に気づいたマリアを襲う、仮面の男2人。
その背後から、マリアの手を掴み駆け出す女性。
「カナン」
銃弾がマリアとカナンを襲う。
「また、悪い人たちと戦ってるの?」
「愚かな人・・・かな。」
「あれ、持ってきてる?」
あや取りの毛糸をカナンに渡すと指を縛られ、それを
切ろうとするマリアにカナンは言う。
「切っちゃうんだ?
これがあったから、友達になれたのに・・・」
動けないマリアを残して仮面の男たちと戦うカナン。
銃弾が飛び交い、男が倒れるのを見て興奮する人々。
「こいつら・・・祭りの余興だと思って・・・いや、ここに、こうして
見えているのに、わざと目を逸らしてる。」と御法川。
「カナンっ」
背後からマリアの叫び声が聞こえ振り返る御法川。
手を後ろに回し、毛糸で指を縛られてるマリアを見つめ
「意味がわからんっ」と御法川。
山の上空を飛ぶヘリコプター。
「へなちょこ。もっと力を入れなさいよっ。」
リャン・チーの足をマッサージするカミングズ。
カナンの目が、赤くなり何かが見えると、正確無比な
射撃で男たちを倒す。
「カナン・・・」
戦いが終わり、去っていくカナンを見つめるマリア。
カナンは・・・生きてる。
その命は、激しく輝いて・・・この目で直接見るには、まぶし
すぎて・・・少し怖いけれど、触れてみたい、その輝きに・・・。
護送中、鼻歌を歌うアルファルド。
その護送車の前衛が爆発し、不適な笑みを浮かべる
アルファルドであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Wii用の「428~封鎖された渋谷で~」の「カナン編」が元に
なっているみたいですが、Wiiを所有してない事もあり原作は
未プレイです。
IFF?ファクトリー?アンブルーム?
キャラデザも好みですし、オープニングナレーションが
大塚明夫氏であったり、他、女性声優陣も豪華で、期待大
ですが、色々と専門的な用語が出てきていて、今後、用語や
背景の説明等があるのか気になるところです。
それによって、ある意味、出来不出来が左右されそうです。
特に、この物語の重要な鍵となりそうなのが、共感覚者。
ダイダラ社のカミングズは共感覚者を利用?創り出そう?と
しているみたいですが、カナンはその共感覚者みたいです。
そして、光があたると、苦しみだす人たちは、その実験体で
あり、不完全な者は光りに鋭敏に反応しすぎ、体がついて
いかない・・・そんな感じでしょうか。
カナンも、苦しむ人たちも目が赤く(充血)なるのがその
証拠でしょう。
専門用語の説明は、まったく無いですがプロローグとしては、
その世界観の雰囲気やキャラを上手く紹介していたと思います。
蛇という組織があり、リーダーは護送されてたアルファルド。
その部下に、リャン・チーとカミングズ。
表向きはカミングズがダイダラ社の社長で、その秘書が
リャン・チーですが、その裏である蛇の組織では立場が
逆で、リャン・チーがSで、カミングズがM男なのかな?
その、リャン・チーはアルファルドをかなり崇拝(好意)してる
ようで2人の百合~な関係が見れるのか期待ですw
一方で、カナンが冒頭で、アルファルドが最後で口ずさんで
いた、鼻歌が同じ曲のような感じでしたので何やら2人には
因縁がありそうですね。
カナンが属している組織?の上司の夏目や、蛇の組織の
一員なのか?共感覚者の実験(監視?)をしているサンタナの
目的や一緒にいるハッコーという女性の目的。
そして、カナンとマリアを、つなぐあや取り、このエピソードが
今後、紹介されるのか、気になります。
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