「咲‐Saki-」 第17話『悪夢』
第17話「悪夢」
「お・・・おトイレいって来ます
」
対局室を出て行く咲や、ゆみたち。

1人落ち込む池田華菜を見つめる、福路美穂子。
休憩中は勝ってたら、調子に乗るし、負けてたら泣きそうだから、
終わったら褒めて欲しいと、華菜との会話を思い出す。
「ああ、またこの人を泣かせてしまった・・・。」
約束を破ったけど、ただ一緒に居たいと、涙ならが華菜を心配
する美穂子・・・。
「戦いが進むにつれ、お前に大将を譲っておけばと、考えて
しまう。
モモなら、何とかなったんじゃないかと・・・。」
衣の予想以上の強さに苦戦する、ゆみの弱気な発言に
加治木先輩しか、大将はいないと言う。
「ありがとう・・・モモ
」
弱気な自分を反省する、ゆみ。


「お前さ・・・そろそろ麻雀打てよ。
お前のは打ってるんじゃない・・・打たされてるんだ。」
咲たちじゃ、相手にならないと言う衣に、そういう藤田プロ。
トイレに行きたくて震えて我慢していた咲を、相手が怖くて
泣き出しそうだと勘違いした和は、咲を必死に探す。
一方の咲は、トイレを探し迷子になっていた・・・![]()
「また迷子ですか
」
咲を見つけた、和。
「合宿の事、忘れたんですか? あの時、あなたは本当に
強かった。
あの日の、あなたは何処に行ってしまったんですか?
あの、自信に満ちたあなたは
」
「・・・自信?」
初めて2人が出会い麻雀をし中学チャンピオンのプライドを
傷つけた強さ、合宿の時の強さ・・・和は咲の手を取り、そう
励ます。
全国!行くんじゃなかったんですか?
「わたしたち、約束しましたよね?」
「約束・・・」
指きりをする、咲と和。


「だって、ずっと原村さんの試合を見てたから・・・
」
試合開始から、咲がトイレに行ってない事を知り呆れる和に、
こういう咲。
その言葉を聞いて、顔を赤く染める和は、とにかく戻りましょうと、
咲の手を取り対局室へ走り出すのであった。

「思い出せ、わたし・・・思い出せ。
思い出せ、わたしがここで、戦ってる訳を・・・。」
咲と和、2人の出会い、そしてこれまでの事を思い出す。
「思い出せ、原村さんに認められた、自信に満ちたわたしを。」
全国を賭けた、最後の東南戦が今、始まる。
池田華菜の親で始まる、東一局。
「あたしの親は、今回を含め残り2回・・・普通に考えれば逆転は
絶望的・・・だからこそ・・・
この親で、稼ぐんだ
いくぞっ
」
「牌だけではなく、こちらの心まで、かき回されてるようだ・・・。
それが、天江の戦い方なのか?」
前半戦を冷静に分析する、ゆみ。
衣の場の支配は続く・・・
「ぜ・・・全員、門前(めんぜん※1)、このままじゃ、あの海底牌を
積もるのは・・・」
あせる、華菜・・・そして咲と、ゆみ。
「リーチ。」また17順目にリーチをかける衣。
「ツモ。6000、3000
」
「さ・・・回目の海底撈月(はいていらおゆえ※2)。
これが、全国レベルの力なのか
」驚く実況。
「ありえません・・・」ポツリと、つぶやく和。


「海底どころか、全てが異常だ・・・天江以外の3人は、配牌と
ツモを全て合わせても、国士無双以外で、聴牌出来ない・・・。
完全に近い、一向聴地獄、鳴くチャンスもほとんど、無い
流れだ・・・」
それでも、咲が索子④を捨てれば、ゆみが鳴いて衣の海底を
阻止できたと、藤田プロに鳴けるかどうかも、海底で天江が積もる
とも限らないと、解説は言う。
「気をつけろ・・・衣。 そいつはまだ、生きている。」
不可能に近い可能性・・・そんな事を、信じているものが1人
だけいると、咲を思う、藤田プロ。
東2局 親 天江衣
「ならば見せてやろう、闇のうつつを
」
藤田プロに打たさせていると言われた事を思い出した衣は
弱気になる、華菜を狙い撃ちにする。
「東(とん)・・・一巡目で鶴賀が捨てているし、天江は二順目から
手変わりしていないから、これで振り込む事はない
」
「ロン。 ダブ東、ドラ2。 12000の2本場は12600
」
「なっ・・・なんで・・・?」


「・・・わたしから和了ず、風越を狙い撃ちだと![]()
風越を飛ばすためか?」
筒子①を捨てなければ、一盃口(いーぺーこー※3)で華菜を
飛ばして終了出来たのに、手を安くした事に疑問を抱く、ゆみ。
「うぬ等に生路無し
」
0点・・・華菜の点数を見て、驚く面々。
「誰かがツモ和了りして、風越が0点未満になったら、その
瞬間、ゲームは終わり・・・龍門渕の優勝が決まってしまうわ。
ツモが出来ないという事は・・・咲の嶺上開花が封じられた。」
冷静に分析する久。
「なんだか、さっき映った宮永さんの顔が笑ってるように
見えました。」
後半4連続和了・・・前半から含めると6連続、そんな不利な
状況の中、咲は笑ってると和。


「役満自体が無理じゃないみたいな会話ですわねぇ
」
ツモ、そして華菜から、和了ったら終了・・・龍門渕の優勝。
トップとの点差は74700点。
咲は、衣か、ゆみからしか、和了れないと言う久に優希は
ダブル役満なら、ツモでも逆転出来ると言うが、ダブル役満
ルールが無いから無理という会話を聞いて呆れる和・・・。
「・・・寒い・・・やつは手加減した。
わたしを殺せたのに、殺さなかった。
みじめだなぁ・・・。」
点棒が無くなり、0点になった華菜。
「今まで、聴牌もままならなかったのに・・・3順でドラ4聴牌かぁ。
ろーぴん(筒子⑥)待ちだけど、点棒も無いからリーチも賭け
られない・・・。
でも、これで、ノーテン罰符で死ぬ事は無くなったかな。」
リーチも出来ず、無気力状態で麻雀を打つ華菜。

「ろーぴん
・・・役が無いから和了れないしっ
」
役が無いから和了れない。
それを知り、追い討ちをかけるように筒子⑥を捨てる衣。
「でも、まだ3枚ある・・・それを引けば。」
「ポン」
「これで残り、1枚・・・どこにあるんだ![]()
お願いします・・・わたしが積もる所に居てください。」
無情にも咲がポンをし、残り1枚になる筒子⑥に期待する。
「カン」
索子④をカンする咲・・・そして、筒子⑥を引く。
「和了れまい。 さすれば即、お前は廃滅
」
嶺上開花・・・和了れば、龍門渕の勝利。
「もいっこ、カン
」
咲のカンに驚く、衣・・・そして
「ロン
槍槓(ちゃんかん※4)ドラ7っ
16900
」


慌ててロンする華菜に、和了るのを知ってたかのように点棒を
差し出す咲。
「まさか、こいつ
清澄の嶺上使い・・・まさか、今のを故意に
やってのけたのか![]()
・・・こいつ。」
驚く衣を、笑顔で見つめる咲であった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただ単に強いだけなら、かわいげが、ありますがオカルト的な
強さの上に華菜を狙い撃ちにする、衣の非情な打ち方にちょっと
引いてしまいます・・・![]()
そして、そんな化け物に狙われた華菜に同情・・・。
そんな、華菜を救った(結果的には自分達も衣に勝つ為には
必要な訳ですが)咲の援護の仕方が強引すぎw
捨て牌から予測して、咲に差し込んだ、ゆみはリアルでも
上手い人には出来る業ですが、自分の引きの強さで華菜に
槍槓を差し込むなんて、さすが嶺上使いの成せる業です![]()
でも、強引だけど、カッコいい。
「もいっこ、カン」このセリフがお気に入りです![]()
和の、ラブパワーを受け、自分を取り戻しつつある咲。
今後の、衣vs咲のオカルト大戦争に期待ですねw
そして、命を救われた華菜、実力派ゆみの、一般人の反逆は
あるのか?
大将戦もいよいよ大詰め、面白くなってきました![]()
ゆみの言葉じゃないですけど、ステルスモモが、大将だったら
オカルト三つ巴の争いを見ることが出来たのですけどねw
そういえば、清澄、龍門渕、鶴賀はオカルトがいますが、風越は
しいて言えば、キャプテンの福路美穂子がオカルトに近いですが
ちょっと違うような気がします。
※1 ポンなど1回も鳴いてない状態の事。
※2 一番最後の牌(海底牌)で、ツモ和了する役。
※3 同じ牌、同じ数字を2組揃える役。
この場合は、筒子の①①②②③③ですね。
※4 他人がポンした牌に、更に追加してカンをした牌で和了る役。
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