「咲‐Saki‐」 第13話『微熱』
第13話「微熱」
「そうか・・・居るのか?妖異幻怪の気形が
」
大将戦は、退屈しのぎにもならないという衣に今年は違うと
衣を呼びにやって来たハギヨシは言う。
「なんだろう・・・この寒気は。」衣の威圧感を感じ取る咲。


「さあ、始めましょうか・・・原村和。
真のアイドルを決める戦いを
」
和に宣戦布告をする透華だが、和には聞こえない・・・![]()
「わたくしは自分の打ち方をひたすら、貫かせていただき
ますわ
」
和に対し、ふざけた胸の脂肪はともかく、凹ませたい透華は、
同じデジタルな打ち手で実力差が無い事を意識する。
「もったいないなぁ。」
赤ドラ(※1)も加わり運の要素が強すぎる、この大会。
「1万人の中から、特殊な子供を選り分けるシステムにも
見える・・・」
この副将戦は、技術が高い打ち手なだけに、半荘2回だけで
結果を出す事を、残念がる藤田プロ。

先制リーチをする風越の深堀純代。
それに対し、オリる和に透華。
「確信しましたわ。あなたこそ”のどっち” あぁ・・・興奮して
しまいますわ。
初めて、あなたを地上に落とすのが、わたくしかもしれないと
思うと
」

和に”のどっち”の幻影を見て、確信する透華。
流局で終わる東1局。
東1局1本場。
和は、喰いタン(※2)で風越の純代から和了る。
東2局、和の親で始まる。
「いい感じのニ向聴(りゃんしゃんてん※3)ですわ。」
鳴くのはもったいないと、透華は、発を捨てる。
「ポン」発を鳴く和、そして「チー」純代からも鳴く和。
「ニ副露(つーふーろ※4)
とは言え、こちらも完全一向聴。
点数不明の序盤のニ副露相手ならまだまだ押せ押せですわ
」
強気に攻めリーチをする透華。
ベタオリし、流局する。
「なんでしょうか?このかすかな違和感。」
”のどっち”に覚醒してない事を感じ取る透華。
「早く全力におなりなさい・・・さもなくば・・・」
潰すっ!!



「不思議ですね・・・緊張しています。」
仲間の為に頑張る・・・そんな事を考えると手が震える和。
「それに・・・宮永さんが見てる
」と顔を赤らめる。
「覚醒する・・・自宅でネット対戦していた時の最高の状態に
近づいていく。」
合宿でツモ切りの練習やペンギンを抱いて打っていた事を
思い出し集中力が高まっていく和。



「そろそろかしら、原村和・・・そろそろ、お目覚めかしら。」
そんな和を見て、興奮する透華。
南1局、2順目で七対子(ちーといつ※5)の聴牌。
対する透華は和の六萬をポンして断公ドラ4のニ向聴。
索子⑥でリーチをしない和に不思議がる京太郎に待ちを
変えやすいからと説明する久。
「1、2、8、9、字牌だとして、既に使ってるのを除くと・・・
15種類ですか?」京太郎は久に、索子の⑥より、良さそうな
待ちを尋ねると、「牌は34種類だから2回に1回ぐらいは
待ちが良くなるじぇ。」
「おお、算数ドリルの成果でてるなぁ。」と優希にいう京太郎。
和了牌を捨てる風越の純代で和了しないで、リーチする和。
「なんでさっきのローソウ(※6)で和了らなかったんだろう?」
再び疑問に思う京太郎。
「それじゃあ、たったの1600点、でもリーズモで裏乗れば
12000点だじぇ。」と優希。
「原村和・・・何故、そんなに顔を赤らめてますの?」
顔を真っ赤にし、ツモ和了する和を見つめ、透華は思う
「のどちゃん発熱
相手は死ぬ
」と優希。
集中力が高まると、のぼせた表情になる和。
「化けた和は、まるでデジタルの神の化身・・・あの場に
天使が舞い降りる・・・」と久。


和の威圧感に震える透華は、和の姿に”のどっち”を見る。
「この気配・・・このプレッシャー・・・ネットで出会う”のどっち”
そのもの・・・いえ、それ以上ですわ。
やはり、生の感触は格段にジューシー、じっくり、たっぷり
ねぶるように、味あわせていただきますわぁ
」
南3局流れ1本場。
「ソーズ臭が鼻に、つきまくりですわ。」
純代のポンに苛立つ透華。
鶴賀学園の東横桃子のリーチ、続いて和も聴牌する。
「さっきの、りゃんぞう(※7)切りが裏目になった形ね。」と久
「そっかぁ
フリテン(※8)
・・・でも和ってフリテンでも
待ちが多ければリーチしてたような・・・」と京太郎。
「いいなぁ・・・」とぽつりとつぶやく、咲。
「原村さん、すごく楽しそう・・・。
合宿でも、こういう時の原村さんは凄かった・・・。
あたしも打ちたい
あたしもあそこに混ざりたいよ
」
興奮し震える咲。
桃子が和の和了牌である中を捨てるが、フリテンの為に
和了出来ない・・・否、ポンをする和。
そして索子の③でツモと鮮やかに和了る和。


「もうオーラスですの?何もした気がしませんわ・・・。
まさかっ
」
和、以外に誰も和了していない事に気が付く透華。
「ほ・・・ほんとに・・・何もしてませんでしたわーっ![]()
」
透華の表情が変わる。
ここからが本番ですわよ。原村和っ!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「何もしてませんでしたわ。」と確かに透華は、麻雀では
さっぱりですが、茅原美里さんは、セリフの3分の2ぐらいは、
みのりんか?と思うぐらいの大活躍でしたね。
麻雀としては、藤田プロが「もったいない。」というぐらい
堅実で、今までとは違い、一番まともな試合と言っていいかも
しれません。
その分、地味とかチキンとか、名も無いキャラに言われて
しまってますが・・・![]()
次回では、ついにステルスモモの活躍?が、見れそうで
次回予告で優希の「あんた、背中が透けてるぜっ。」
このセリフが、なかなかグッドです![]()
麻雀漫画の哭きの竜の主人公である竜の「あンた、背中が
煤けてるぜ・・・」のパロディであり、有名なセリフで、かなり昔の
OVAで、竜役だった、あの池田秀一氏の声で聞いた時は
感動した記憶がありますw
※1 数字を赤で書いてある牌は、必ずドラとなり、通常のドラと
かぶる場合はドラを2つとして数えるルール。
セリフでは説明ないですが、画面に出てるのでたぶん
この事だと思います![]()
※2 鳴いて和了る断公(たんやお)(②~⑧の数字を使って、
作る役)鳴きタンとも言います。
※3 あと2つで聴牌(テンパイ)になる状態。1つで聴牌の場合は
一向聴(いーしゃんてん)
※4 フーロとは、ポンなどをする事で、普通は鳴くと言う事が
多いですね。
この場合は、ツーフーロなので2回鳴いたという事。
※5 数字の牌を2個づつ揃える役の事。
※6 索子(そーず)の⑥の事。
※7 索子の②の事。
※8 自分が既に捨てた牌の中に、和了牌がある場合はツモ
のみで他人が捨てた牌では和了出来ません。
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