「CANAAN」 第7話『慕漂』
第7話「慕漂」
テロ組織蛇の隠れ蓑であるダイダラ社によってUAウイルスが
使用された。
その事を知った合衆国副大統領たち。
「判断力を欠いた駒が手元にあると計算が狂う。」
マリアを助ける為、やって来るカナンを倒そうと、リャン・チーに
カナン抹殺は計画外だとし、好きなようにしろと無関心そうに言う
アルファルド。
悔しそうにアルファルドにおもちゃの拳銃を向け、外へ出て行く
リャン・チー。


UAウイルスに感染してると思われる会議場。
人質が開放されたら香港全域にUAウイルスに感染してしまう、
それを阻止する為、合衆国は秘密裏に開発された抗ウイルス剤を
大越製薬の所長である、ある男から入手しようとする。
その男の名前は大沢賢治、大沢マリアの父である。
抗ウイルス剤を持った大沢賢治が車に乗り込み、出発すると
車が爆破されてしまう。
蛇によって阻止された、それを知った合衆国はある決断を
迫られる。
「教えて、あなた達はどうして、UAウイルスを?」
「・・・本当に忘れたのか?」
マリアの質問に、アルファルドは答え、蹴り、踏みつける。
「おまえのような欺瞞に満ちた女が、あいつにとってのカナン
だと言うのか?」


閉じ込められた大統領たちに、あと数時間でUAウイルスで
死んでしまう・・・そう告げるアルファルド。
「だが、あなたたちの優秀な部下たちは、それが気に入らない
らしい・・・誇り高き大統領に相応しい特別な死に方を用意した
ようだ。」
表情がこわばる大統領。
ステルス爆撃機がグアムから飛びだったとアルファルド。
昔、間の悪い傭兵が居たと昔話をマリアにするアルファルド。
その男は、銃も持てないような小娘を一人前に鍛え上げる
仕事を2人の娘にしたという。
そして、その娘たちは2人とも同じ名前で呼ばれたと。
「あなたは・・・カナンの何?」
「おかしな事を聞く・・・わたしの名もカナンだ。
今はその名を、捨てたがな・・・」
アルファルドの言葉を聞き、表情がこわばるマリア。
どんな事があっても、テロに屈してはならない。
それが、誇り高き、合衆国大統領の意思。
死しても、対テロという名の墓標に刻まれるだろう。
「爆撃を許可する。」
副大統領は、決断をする。
「最後まであがくことだ・・・2人でな。」
カナンはマリアを救えず、爆弾も阻止できないか?
それとも、再び立ちふさがる為に現れるかの?
多分、後者だろう・・・そう言い残し、出て行くアルファルド。
そして、カナンがマリアのもとへ現れる。
「あの部屋はまだ使える?」
大沢賢治が殺され、禁じ手を使う・・・それを阻止しようとする
夏目はサンタナと共にある部屋に向かう。
カナンと連絡をとった夏目は、偶然にもカナンたちがいるメイン
コントロールにネットワークを繋げ米軍のナムスター衛星郡に
ハッキングを開始する。


ビルから離脱しようとするアルファルドたち。
「いや、切り捨てる。」
まだ、来ないリャン・チーを心配するカミングズに冷たくいう
アルファルド。
上空に迫るステルス爆撃機。
電波妨害でGPSを麻痺させても、INS誘導により誤差は30mで
完全目標を変更させる必要があると夏目。
その頃、死んだと思われた大沢賢治が抗ウイルス剤を持って
現れ、「爆撃は中止だーっ
」叫ぶ副大統領。
しかし、ステルス爆撃機から爆弾が投下される。

目が赤く光りモニターを見つめるカナン。
「間に合え・・・」
爆弾は落下し、黒い煙が立ち上がる。
目を覚ますマリアとカナン。
「爆弾は?」
「わたしたち生きてるって事は・・・カナン、カナン、カナン」
生きている・・・安堵する2人。
爆弾は50m手前で着弾した。
「そうだ・・・失敗は許されない・・・許されないからこそ、1発で
決めるべきだった・・・。」
外したことを喜ぶべきなのか?
副大統領はステルス爆撃機の撤退を命令する。


ハッキングし誤爆させた夏目の手腕に関心するサンタナは
何のメリットがあると問う。
「過去と向き合うため。」
夏目は逆に問う。
過去から逃げて、許しがくるのか?・・・と。
そう言われ、表情が険しくなるサンタナ。
「好きにしろ・・・そんなものは無理です・・・姉さま。
もはや好きでは、おさまらない・・・愛は・・・愛は・・・たまらない。」
夕焼けを見つめ、自らの右腕を強く握り締めるリャン・チー。
「お日様、風、酸素
生きてる~
」
屋上に出て、生きている事を実感するマリア。
「色が・・・色が見えない・・・いや、これが本当の・・・色・・・」
マリアを見て微笑むカナンだったが、目を押さえ倒れこむ
のであった・・・。

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超大作のハリウッド映画を見ているようでした。
今までの展開を見ても、実写化しても十分いける・・・そう
思えるストーリー展開だと思います。
ついに、おもちゃといってもアルファルドに銃口を向けてしまった
リャン・チー。
好きになればなるほど、悪化していくように見える2人の関係が
毎回、気になってしまいます。
アルファルドを意識すれば、するほど判断力を欠いた駒に
なってしまっている、リャン・チー。
相手はカナンなのか?アルファルドなのかは別にして、死期が
徐々に近づいてきているように思えます。
アルファルドもカナンだった・・・。
自ら、マリアにカナンとの過去を少しだけ明かしたアルファルド。
それは、もしかしたら過去にあったアルファルドとの重要な事を
思い出させる為にしたことなのでしょうか?
いまいち、実態が掴めなかった夏目は、はっきりと明らかに
なってませんが、過去にUAウイルスで消えた村をつくり上げた
実行犯の1人のようで、その贖罪の為に行動を起こした・・・という
事なのでしょう。
そして中立を保っていて、関わることを避けていたサンタナも
夏目の「許しがくるのか?」この言葉により、動き出しそうですし
同時に、ハッコーも動き出しそうです。
マリアの父である、大沢賢治も登場し、クライマックスに向けて
役者が揃った感じですね。
力の使いすぎからなのか?
共感覚の力を失ってしまったカナン・・・。
アルファルドが無意味にカナンと争わなかった理由はこの能力
には、いつか限界が来ると予測でもしていたのでしょうか?
シャムに育てられたという、同じ境遇を持つアルファルドですから
もしかしたら、同じように共感覚を失った過去があるとか??
ともかく、最強と言ってもいい武器を失ったカナン。
今後、どうやって戦っていくのか?
または能力が復活していくのか?
気になりますね。
そして、相変わらずアルファルドはUAウイルスによって何がしたい
のか?テロの目的がまったく分かりません![]()
少なくても、世界を支配する・・・という事では無さそうですし
希望の地であるカナンを求めている・・・という事なのかな。
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