「君に届け」 第12話『恋愛感情』
第12話「恋愛感情」



「真田も風早と同じじゃない。」
龍の事もいい人だと思う爽子に、そう言う胡桃沢。
翔太の事を中学の頃から、雨の日も吹雪の日も、どんな時でも
見てきた胡桃沢。
そして、そんな自分の気持ちと同じにしないでと言う。 


「が・・・頑張ったんだ
」
「あぶなかったぁ・・・」
隙があれば翔太に話しかけ、彼女が出来ないように働き
かけたと口を滑らす胡桃沢。
「知りたい・・・わたし、風早くんの事も、自分の
気持ちも、もっと知りたい。」
龍と話してみると、胡桃沢に礼を言う爽子。
「こいつ、受けてたった。」
自分のやり方でやらせてもらうと、立ち去る胡桃沢。
「胡桃ちゃん、風早くんの事、すごく特別なんだな・・・」
付き合いたい・・・胡桃沢の事を思い出す。
「そっか、胡桃ちゃんのは恋愛感情で・・・」
「恋愛感情・・・初めて、はっきりと単語で意識した言葉・・・」 


「ちょっと前までは、1人が普通だったのに・・・」
試合が終わり、遠藤たちにバレーボールの応援に誘われ、
うれし泣きし、応援に向かう爽子たち。
「世界は変わった。」
「自分の気持ち、分かりたい・・・知りたい・・・
真田くんと喋れば、分かるかな?」
翔太が居なかったら、人が優しいことは知らなかったと、そして、
憧れ、恋愛感情・・・翔太への自分の気持ちを知りたいと思う。
「黒山の事は普通に好きだけど、翔太が思ってるようなの
じゃ無い。」
爽子を助けた、龍の事が気になる翔太。
「それでも・・・俺が取れてたらなって思っただけ・・・」 



翔太の行動予定を調べる胡桃沢。
「・・・なんなんだ・・・あの無駄な笑顔は・・・
」
あきれるピン。
遭遇する、あやねと胡桃沢。
自分の名前を良く知ってたと、噂の事を話し出す、あやねは
翔太の事が好きな人が噂をしたに決まってると、そして、
千鶴の噂は事実を大げさにしたのが多いから、翔太と千鶴
たちと同じ中学の人が広めたと思ってると言う。
「この事、風早にバレたら、その子どうすんだろうね?」
「どうかな? でも証拠も無いのに、人は疑えないしね。」
胡桃沢を見つめる、あやね。
「爽子、意外と手ごわいでしょ。 ちょ~正攻法だからね。」
そう言い、立ち去る、あやね。


下駄箱で、爽子のメモを見つける龍。
「昼寝・・・
」
「手ごわい? 少し計算が狂っただけでしょ。」
龍を陰から見つめる、胡桃沢。
試合が、終わり、千鶴たちに昼食を誘われるが、龍に助けて
貰ったお礼と確かめたい事があると爽子。
「爽子、惑わせられるんじゃないよ。」
自分の気持ちを優先すれば良いと、あやね。
そして、自分たちにもやる事があると、不気味に笑う。
龍の居場所を千鶴から教えてもらい、嫌われてない事に
喜ぶ爽子。
「手ごわいっつ~より、やりづれ~
」 


「黒・・・黒沼爽子。」
名前を当てられ、驚く爽子に、書いてあったとメモを見せる龍。
「おかげさまで、これからも生きていけます。」
お礼を言う爽子に、あの魔球にそれほど威力は無いと
真面目に答える。
「恋愛感情って、どんなのか分かるかなぁ?」
「分かるよ、俺は、千鶴一筋・・・内緒な。」
お似合いだと驚く爽子。

「大変そうだね。 手伝おうか?」
翔太の用具の片付けを、待ち伏せしていた胡桃沢の言葉に
笑う翔太。
「黒沼だったら、これはわたしの仕事なのでって言うん
だろうなぁって思って。」
ショックを受ける、胡桃沢。
夏休み前に爽子をふったのは本当かとたずねる、胡桃沢に
ふっても無いし、それ以前に告白されてないと翔太。
「別に黒沼は俺の事、好きなわけじゃないしな。」
「ソフトの時、真田の事ばっかり見てたもんなぁ・・・」
助けられたら、好きになっても無理は無いと胡桃沢。
「そうだったら、応援してあげようね。
爽子ちゃんの為に・・・」



いつから? きっかけは?
どうして特別と分かったのか?と矢継ぎ早に質問する爽子。
「それ、理屈で答えないとダメなの?」
「気づいたら、もう、ずっと特別だったよ。」
他とは比べられないという龍に、比べられないのは特別かな?
と質問する爽子。
「さあ・・・そうだったらいいの?」
「ほら、やっぱり、応援してあげようね。」
龍と爽子が2人仲良く話す所を目撃する、胡桃沢と翔太。
そして、驚く翔太を見て、ショックを受ける胡桃沢だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
策士、策に溺れるとは、こういう事なのでしょうか
天然の爽子には、あやねの言う正攻法の退け方は通じず、
龍と仲良く話している爽子を見せれば、あきらめるかと思った
のでしょうが、翔太の爽子に対する想いは、胡桃沢の想像
以上に特別だったみたいですね。
そして、あやねと胡桃沢が遭遇し、あの噂の発信源は胡桃沢と
確信しているみたいですし、何やら策略があるみたいですし、
どのような策で胡桃沢と対決するのか、策士対決が楽しみです。
それにしても、牽制し合う2人の姿は何とも言えない恐怖を
感じてしまいました。
ただ、何だかんだと言いつつも、胡桃沢の翔太へ対する
気持ちは本物なんですよね。
ただ、その特別な思いが、壊れるのが怖く、それが素直に
翔太へ伝える事が出来ないだけなんですよね。
それが、自分のやり方として、ちょっと(かなり?)間違ってる
方向に行っちゃってますけど![]()
しかも、もう敗北は決定的ですし、胡桃沢の思いを考えると
ちょっと、同情してしまいます。
でも、素直に負けを認めるタイプとも思えないですけどね。
龍も、こういうのには鈍そうだと思っていたのですが、実は
鋭いみたいで、翔太や爽子の2人の思いを既に理解して、
千鶴のへの思いを、あっさりと爽子に打ち明け、さり気なく
爽子にアドバイスして、相変わらずカッコいいですね![]()
ただ、千鶴の事が好きだろうと思っていましたが、こんなに
簡単に判明してしまい、ちょっと拍子抜けですけど![]()
でも、龍って絶対に2人の微妙な関係(思い)を面白がって
ますよねw
もう少しこの誤解による三角関係的な展開が続くのかな?と
思ったのですが、直ぐに誤解は解けそうですね。
というか、もう恋愛感情を飛び越して恋愛関係になっても、
おかしくなさそうな気もします。
そういえば、胡桃沢も今回始めてデフォルメ化し、やっと
『君に届け』の主要メンバーの仲間になったなぁなんて、
思いました
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